クルド勢力撤退で露トルコ首脳が合意 シリア北部で合同パトロールも
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【モスクワ=小野田雄一、カイロ=佐藤貴生】トルコの地上侵攻で緊迫しているシリア北部情勢について、ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は22日、露南部ソチで会談した。両首脳は、トルコが敵視するシリア北部の少数民族クルド人勢力を、トルコ国境地帯から約30キロ撤退させることで合意した。クルド人勢力の撤退にはシリア・アサド政権と後ろ盾であるロシアの部隊があたり、その後はロシアとトルコが国境地帯の合同パトロールを行うという。