【もう一つの日米開戦】フィリピンで圧勝した零戦隊長が語った悔恨
日米開戦といえば、ハワイ真珠湾攻撃が想起されるが、この日の日本海軍の主作戦はむしろ、フィリピンに駐留する米軍をたたくことだった。
当時、世界の常識を覆す航続距離を誇った戦闘機・零戦を護衛につけた日本海軍攻撃機隊は、わずか1日で、フィリピンの米軍航空勢力を壊滅させ、破竹の勢いで米軍をフィリピンから駆逐する。
しかし、この戦いに零戦隊を率いて出撃した元海軍士官で、戦後、日航機墜落現場となった上野村村長として救援活動の陣頭指揮にあたった男は、苦い思いでこの戦いを振り返った。