「Go To」が大失敗したのは、安倍・菅政権の「官僚イジメ」のせいだった
「農林水産省はろくな制度設計すらできないほどボロボロになってしまった」ある同省キャリアはこう嘆く。新型コロナウイルス対策の「GO TOイート」制度では少額利用が悪用される「錬金術」が問題となったほか、コロナで打撃を受けた農家に農機具や種苗の購入を支援する補助金でも、要件を緩めすぎて募集が殺到し、慌てて要件を厳格化するトラブルが起きた。これらはいわば、江藤拓前農水相の「ゴリ押し」によるツケを払わされているといえる。ゴタゴタの背景を、取材に基づき検証する。