「心に余裕がないとサービスはできない」仕事がキツくて帰れないアパレル業界に必要な「働き方改革」
7日、東京、大阪、兵庫、京都で出されていた4都府県の緊急事態宣言について、今月31日までの延長が決定した。また愛知県と福岡県も来週12日から対象地域に加わることになった。いまだ収束の見通しが立たない新型コロナウイルスの感染拡大だが、緊急事態宣言の地域においても、百貨店ごと休業を余儀なくされたテナントもあれば、店舗規模の関係で営業を続け顧客が押し寄せるショップもある。じつは、自分たちの意図せざるところで「働き方」が決まっていくのは、これまでのアパレル業界の歴史とも重なる。日本で一番アパレル販売員を取材しているファッションライターの苫米地香織さんが、アパレル業界でようやく始まった「働き方改革」の取り組みを紹介し、サービス業の働き方について提言する。