【貴重画像】伝説の名戦闘機乗りが遺したアルバムに込められた思い
まだ太平洋戦争が始まる前の昭和初期、日本海軍にこの人ありと知られた伝説の名パイロットがいた。
黒岩利雄——戦闘機乗りの草分けの一人で、昭和7(1932)年、上海で日本軍と中華民国軍が軍事衝突した「上海事変」では、空母「加賀」戦闘機隊の一員として、日本で初めての敵機撃墜に一役買っている。空戦の名手であり、豪放磊落で奔放な性格の名物パイロットとして知られたが、昭和14(1939)年、海軍を去って民間航空機の操縦士となり、昭和19(1944)年、マレー半島で乗機が墜落、謎の死を遂げる。彼が遺したアルバムを、家族が大切に保管していた。
没後77年、そのなかに封印されていた伝説の男の「思い」とは?