お墓がいらない人たちが望む「0葬」の真実…火葬場が「0葬」に積極的ではない理由と「いちばん恐れていること」
2014年、宗教学者の島田裕巳氏が『0葬――あっさり死ぬ』(集英社)という書籍で、同名の葬法を提起し、葬儀・供養業界が騒然となった。「0葬(ゼロ葬)」とは、火葬場から遺骨を持ち帰らないこと。たったこれだけの行動で、お墓はおろか骨壺もいらなくなる。究極にシンプルな弔い方だ。言葉の誕生から9年が経った今、0葬は普及したのだろうか。書籍出版からほどなくして「0葬プラン」を立ち上げ、0葬を展開してきた葬儀社に取材した。