相次ぐ空軍の主力損失でロシア軍の国防力は「ガタ落ち」した
2月23日、ロシア空軍のA-50:AWACS(早期警戒管制)機が1月に続いて再びアゾフ海周辺で撃墜された。
2月6日の拙稿(「今後はロシア軍が有利」は完全な間違い...「すでに自国内の制空権さえ失っている」と考えられるロシアの深刻事情)でも触れたように、AWACS機のようなハイバリュー・アセットが撃墜されるなどというのは(同機を運用する程度の空軍力を有する国家にとって)前代未聞の出来事であり、これが再び繰り返されたことで、ロシアは自国の安全保障上極めて深刻な打撃を受けたと言っても過言ではないだろう。