なんとアレから「電気」が! 干拓地で進む侮れないバイオテクノロジー
悪臭が問題となっている牛ふんを発電エネルギーとして活用するプロジェクトが岡山県笠岡市の笠岡湾干拓地で進んでいる。畜産農家と大阪の電気工事会社がタッグを組み、バイオマスプラントを設置し、飼育中の牛のふんを燃料にする計画だ。電力量は1200キロワット時で、牛ふんを燃料とする発電設備としては西日本最大級。中国電力に売電することで年間約3億9千万円の売り上げを見込んでいる。干拓地で飼育されている牛は約9千頭もいる。1日あたり約400トンにもなる牛ふんの悪臭は長年にわたり地域の悩みの種になっていた。プロジェクトはその軽減策としても期待を集めている。プラントは10月に着工、令和5年の操業開始を目指してい…