「パナマ」でお馴染みの「船籍」じつは「母港」を示すわけじゃなかった…「櫛形桟橋」から「コンテナヤード」へ「港湾」の進化がスゴイ!
7月1日は、日米修好通商条約をはじめとした安政五か国条約にもとづいて、箱館(函館港)、神奈川(横浜港)、長崎(長崎港)が開港した日です(1859年、旧暦の安政六年六月二日)。3港の開港から160年あまり、日本の海上輸送の拠点として港湾は重要な拠点として発展してきました。現在、日本には、「国際戦略港湾」「国際拠点港湾」をはじめとして、932の港湾があります*。ところで、海上を行き交う全ての船には、その船の「本籍地」ともいえる船籍港があります。本籍地というイメージから、船は船籍港を中心に運行されると思いがちですが、なんと船籍港に一度も帰港しない船も少なくないそうです。興味深い「港湾」のあれこれを見てみましょう。